Vespa台湾ツアー2013。

今回の台湾を率直に言うと。
めっちゃ楽しかった。また行きたい!というより、次の週末にでもまた行きたくてしょうがなかったですw。

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先日は台湾へベスパで遊んできました!。
ボクの数少ない海外旅行って、観光らしい観光と言うのは無く、どれもコレも現地のグループに混ぜてもらってMOPEDやVespaで遊ぶといった物。その都度友達も増えたりで後処理や後片付けに時間が掛かってしまったりで、実は次へ向けてアクションを起こしていたりです(笑。

なかなか便利な世の中に肖っております。

と、今回は、だいぶ温めていた台湾を実行に移してみました。
突発的に出発をしたので、現地のグループとは混ざることが出来ないにしても台湾の街並みをプラプラ散歩でもして、気になるショップでも覗いて“偉士牌”のバッチをお土産に買って帰れたら良いかな~なんて思っていたのですが、そんなことはない!。突発的であったのにも関わらず、現地では手厚く迎えていただきディープな旅行を楽しむことが出来ました☆。

もう、出発の当日はバッタバタで色々ありながら、チャイナエアラインの食事が口に合わなくて大変だったのですが、台北では何かとボクの面倒を見てくれたGT200L(台湾仕様)乗りの方がいまして、空港へ送ってくれたり、行きたかったお店に連れて行っていただき移動はスムーズに行うことが出来ました。また、今回は、オートマベスパの方が下準備が深かったためクラシックは殆ど無しと思っていました。

しかし、行ってみたかった台北の有名なお店では店頭こそオートマベスパを中心とした車両、アクセサリー類が展示された隙間にクラシックの車両やクラシック系のアクセサリーが飾ってありました。日本からベスパ好きがわざわざ来たことや、一週間前にも某氏と会って色々あったなんて話をしていたら(英語、適当です(汗)、裏の裏、裏の手前のエレベーターで地下に連れて行ってもらい、そこに広がる空間は薄暗い中にも、たくさんの車両!。しかも、かつて華を咲かせていたであろうクラシックベスパたち。しかも、多くは“偉士牌”時代のベスパ。他にもPGOもあったりしながら、見る人が見ればとても素敵な空間でした。ボクを案内してくれた人と、お店の人が現地の言葉で会話をしている中、ボクはひたすら見学。見学したいのですが、車両がギュウギュ詰めなので、奥は全く見えません(笑。そんなこんな、お二人は飽きてきている模様だったので、出ることにしました。外は既に暗くなっていて、最後はこのお店での目的の“偉士牌”バッチを譲ってもらえないか交渉をすることに。いや、既に交渉はしていたのですが、話が終わる前に地下へ下りてしまったので。出発前は、スモールのクラシックフレーム(ビンテージ系)の方が欲しいと思っていたのですが、出てきたのは、クラシック(スプリント系)のバッチが2枚。5,6枚買って帰ろうと思っていたのですが、どちらが良い?という感じだったので、良さそうな方1枚買って帰りました。このお店を見ても“偉士牌”の在庫の少なさを見たら、品薄感があったのでとても欲張ることは出来ませんでした。もう、そんな時代だったのですね。後に写真資料などで分かったのですが“偉士牌”全盛なんて、当の昔。もしかしたら生まれていないかもしれない勢いでした(笑。

台北はとにかくスクータースクーター。日本のママチャリ並にスクーターだらけでした。その中にチラチラ見ることが出来たET8(ET4の台湾物)。それよりもう少し見ない感じでクラシックベスパを見ることが出来ました。既に台湾でも、ET8は古くぼやけているようにボクは見えました。ショップの店頭を見てもET8の中古を売るというよりは、LX,S,GTS300が主力でGT200Lがだいぶ乗られて修理・メンテナンスに入っていると言う印象でした。

ボクはあまり縁が無くて、現地のVespaStoreに行く事が出来ませんでしたが、現地のベスパ乗りたちが出入りしているお店は行きました。その一軒がボクを案内していただいたGT200Lの方がお世話になっているお店。何処と無く、台湾のバイク修理屋がベスパを専門に修理しているとても綺麗で片付いているお店でした。そこらへんのバイク修理屋とは訳が違う感じです。そこでは、彼の知り合いたちが集まっていました。集めてもらったのかな。彼らは台北でクラシックベスパ(ハンドチェンジ)にこだわって乗っている方々でした。スプリントやP150、PX200、台湾Primaveraなどなど。聞く話によると、台湾でもハンドチェンジとオートマは分かれてしまっている模様です。彼らのグループ名にMODって入っているのですが、コテコテMODSな感じではなく、クラシックベスパをさらっと乗りこなす方々らしく、それらの住み分けがなかなか難しいです(笑。とは言え、実際はGSが欲しくてもとか、クラシックベスパが欲しくてもと言うところもあると思うのでなんとも難しいのかもしれませんが。彼らに連れられて、夜市でご飯を食べて、台北市内をプラプラ散歩して101タワーや自由広場を案内していただきました。

ラストは、彼らが溜まっているもう一軒のお店。こちらは趣味が進んで、ベスパの修理屋を始めたと言うお店でした。ボルトを外して取り付けての修理だけではなくこちらでは板金塗装も出来るお店として、90SSレプリカを作っている最中で、その様子を見ることが出来ました。台北の町ではベスパが好きで乗っている人たちが普段利用しているお店を見ることが出来てなかなか面白かったです。

そして台北の町はスクーターに占拠されているといってもおかしく無くないくらいスクーターが中心の町。コレだけスクーター優位のインフラ整備をよく作り上げたな~なんて思ってしまうほどです。そして、コレがすべて2ストだったらと思うととても息苦しく感じ、コンビニに売っているマスクはどれも活性炭が入っているのが普通でした(笑。それだけのスクーターが走っているので、都内の通勤バトルをイメージさせるほど。とは言え、うるさいマフラーをつけてアクセルを煽ってなんて無いので、殺伐とした雰囲気はありませんでした。遅いスクーターはそれ相応に走って、早いスクーターは開いているラインを使って勝手に抜いていく。それでいて、お互いはまり気にしない。そんな感じでした。

ボクも台北の町を少しベスパで運転しましたが、都内もそれ相応なので、それの密度アップといった感じ。慣れれば楽と言えば楽でしたが、あまりにもスクーターが多くグループで移動したときはきっと見失うだろうなと思いました。現地で借りたレンタルバイクなら絶対に。しかし、今回はベスパのグループにいたので、見失うことはありませんでした。いや、そんな話が台南ではあったので(笑。

と言うわけで、台北は思った以上にクラシックベスパと絡むことが多くて楽しく密度の濃い一日でした。今回台北で知り合ったベスパ乗りの人たちは(後にオートマ系の人たちも若干合流してきました)ベスパを好きで愛してこだわりで乗っている方々が多いと感じました。

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2日は新幹線を使っていざ台南へ!。
ざっとですが、1時間半で往復6千円ちょっとの交通費でした。
台南へは、台湾のオートマベスパパーツを企画開発生産を行っているZelioniの社長さんの所へ。こちらは以前からやり取りがありつつだったのですが、正月休みと言うこともあり車両を貸していただいてツーリングに連れて行ってもらいました。台南での一番の不安は言葉だったのですが、日本語を喋れる方を用意していただきました。しかし、それ以上に台南で日本人に知り合うことに(笑。と言うのも、ベスパグループの一人がいけなくなり、バイクつながり?で前日飲んでいて誘われて着てみたととの事。ベスパの集まりって何ですか?日本人が日本からわざわざ台南に来るらしいですよ?えっ、レースもやっているのですか??と、そんな感じだったようです(笑。この方がいてくれたおかげで、Zelioniの社長さんとちょっと深い話も出来ました。また、この台湾在住の日本人の方も2輪業界の方なので、話がとても通じやすく大変助かりました。

と、台南って台北と比べると閑散としていて田舎なのですね。そんな印象でした。なんだか、東京から長岡のあたりに来た感じでした。そんな土地では現行のオートマベスパをステータスで乗っているような方々とツーリングをしました。ダーク系のベスパばかり。どちらかと言うと、角目のSであったり、バーハンのGTVがメインでおしゃれで可愛いで乗っている感じではなく、おしゃれでかっこいいで乗っている感じがしました。Zelioniの社長さんから車両を借りるにあたり、PX150EURO3(台湾には入っていないです)とS150どちらが良いか?なんていわれたのですが、Sは前からとても気になっていて隙があれば欲しいと思っていて、車体が赤くて写真写りが良さそうだったので、Sをしていただきました。

台南は、台北と比べても道路の使い方がアレな感じで正直カルチャーショックでしたが、郷に入っては郷に従え。そんな感じでいけばOkな感じでした。その気持ちの切り替えが出来なければ、日本国内もそうですが、アメリカのMOPED集団や、台北の道路事情、台南のこの状況には付いていけないですね。まずはとても気になっていた台南市内にある蜷尾家と言う甘味処。ちょいちょいこちらのベスパ乗りがチェックインしていて気になっていたのですが、日本を意識したアイスクリーム屋さん。日本人が見ると中国とミックスされているかも??なんていうところですが、日本っぽいといえば日本かったです(笑。現地に住む日本人の方に言わせると、ただのアイスクリーム屋w。たしかにw。しかし、ここがすごくてオープン前から50人くらい?の行列。コレが15時ごろになるともっと行列だとか。とても人気なお店です。しかし、台南は台北に比べて暑い。2月の東京と比べるととてもとても暑い!。半そでTシャツにサングラス、日焼け止めクリームが欲しい日本で言う5月を思わせました。

そして台北市内から七股鹽山(台南市内から1時間くらい?)というところを目指して、みんなぶっ飛んで行きました(笑。道はほぼ一本なので、置いていかれてもどこかしらで待っていてもらえるので、そこは安心です。このような土地ではオートマベスパはとても輝いているので見落とすことも無いです。2002年まで創業していた塩田施設の跡地で、今は観光地となっているところです。ここで、ベスパを並べて止めて。園内をグルグル。特に見るところも無いのですが、屋台のような売店で食べ物や飲物を買って、ブラブラ。塩の山の裏には4輪バギーコースがあり、そこで遊ぶ!そんな準備もしていないので、全身砂埃で遊ぶ!(笑。もう、髪もバサバサでコンタクトがきついくらいの砂埃!。口の周りを舌で舐めると何処と無くしょっぱかったです(笑。

そんなわけで、次はお昼ご飯を食べて、ゴーカートコースへ!。
ここは、ゴーカートサーキットになっていて、ボクらが到着した時には125ccクラス?のカリカリレーサースクーターがコースを走っていました。ゴーカートコースなのでミニバイクにはちょうど良さそうなコースでした。しかし!。そこに入り込むドゥカティやBMW!。もう、見るからにお金を持っていますよ!って言う感じのグループがこのサーキットでそれらのオートバイで遊んでおりました、、、。なんか、なんだかな~と思いながら。でも、“サーキットを走りたいんだろうな”と思いながら見ていました。台湾では2007年に大型バイクが解禁になったそうです。台北のオートマベスパグループもT-maxあたりは注目が熱い様です。しかし、今まで、なんとなくで免許が取れて、それまで大きくても200ccの排気量のスクーターで育ったこの土地に突然これらリッタークラスが入り込むことを考えると恐ろしかったですね。国としてはお金が回る方に動きを見せているようですが、ライダー達の教育もあわせて行うか、初めのうちは乗りにくくするためにハードルを設けた方が良いかもと感じました。そう考えると、日本は結果的に2輪でお金が回るという状況ではなくなりましたが、ある意味、ある程度どのクラスでもマナーやルールが行き届いた環境なんだなと感じました。

台南のオートマベスパ乗りの方々は正直付き合いにくかったのですが、まぁ、台南まで来てずっと日本人の方と絡みっぱなしというのもあったと思います(笑。Zelioniのデモ車でそれらの部品がフルに組み込まれた状態で一日遊ぶ人が出来ましたし(ボクが借りたのはS150ですが、道中GTV250にも乗りました)、Zelioniと言うメーカーについて本人と直接(いや、間に通訳がありますが)お話をすることが出来て、理解が深まり納得しました。Zelioniの社長さんもとても忙しいので、次にこの土地こんな遊びをするのは来年のこちらの正月休みかなと思ったり。ただ、台南へはいくつでも行く準備はOKです。後はお金ですね。台南。あの土地のツーリングは何も無いと言われればそうなのですが、何気に楽しかったですね。もっと景色も楽しみたいですし、台南の楽しみ方がちょっと分かったので、また行きたいです。

この日は、ほぼ終電の新幹線に乗って台北へトンボ帰り。
異国の地の駅が閉店で真っ暗って相当ビビリマス(笑。

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3日は帰国の日。
遅めに起きて、101タワーでご飯を食べました。台北のGT200L乗りの方に連れられてディェンダイフォンへ。ここで食事を済ませて、ラストはスタバでお茶を。多分2時間ちょっとはずっとお話をしていたかもです(笑。スマートフォンと翻訳機と紙とペン。コレで結構通じました。大体話している内容もスクーターばかり(笑。お互いのGT200LとGTS250IEのカスタムや日本と台湾の違いとか(笑。何処へ行ってもそんな会話です(笑。そして、空港へ。またいつでも来るつもりで、いつでもおいでという気持ちで、お互い分かれました。

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台湾、ここは本当にまた着たいという土地でした。
もちろん、とても親日と言うこともありつつ、時間的にも金銭的にも楽なところでした。アメリカはさすがに時間的にもお金的にも現地の生活的にも2年に1度でボクはちょうど良いのですが、台湾はいつでも行きたい気持ちにさせてくれます。
最後に台湾で面白かったなと言うのがあり、台北台南で知り合った方はどちらも中国製はダメと言っていること。日本製かアメリカ製かイタリア製。それか自分の国の生産。とにかく生産場所にとてもこだわっていました。もっと言えば、自分の国で作っていたはずの“偉士牌”では無くMade in Italyの“Vespa”を欲しがっていたこと。ボク自身、自分の国の世界的なメーカーがあるのにもかかわらずベスパに乗っているわけですから、旗から見れば変わっていると思います。現に2010年にアメリカで感じたアメリカのバイク乗りが日本への憧れを持っているのにも関わらず、そこにより近い日本人が手にしていない自分が勿体無いと感じ、以降Araiのヘルメット国内のバイク用品メーカーに手を出してみたり。昨年のアメリカではあまり効果は感じることは出来ませんでしたが、今回は感じました。台北にあるベスパの修理屋さんにはHondaの古いオートバイが置いてあり、そこの店主さんはHondaは最高だよ。持っている?なんて言われ持っていませんと返事するととてもがっかりしていました。ただ、帰り際ボクのヘルメットを台から手に取る時に、Araiのヘルメットには反応していました。Araiも最高だよ。交換してなんて。いやいや、それは無理です(笑。
こうやって、現地の同じ趣味を持つ人たちと絡むとお互い国同士の意識のし合いがあって実はそんなところの楽しみの一つです。確かに、ベスパやモペッドという輸入された物を日本で遊んでいるのも確かですが、これらを通して他の国の同じ趣味の人たちと絡むきっかけでもあったりするわけで、そうでありながら、自分の国を見直すきっかけでもあったりするので、とても良い刺激だと思っています。

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帰国して一週間後。
4ヶ月ほどボディケアをしていたGTSが戻って着ました!。ボディが終わったので徐々に走行相応の足回り、駆動系のメンテナンスをしつつ、少しづつセレクトしてきたZelioniの部品を入れて遊んで見たりしています。どれもコレも、派手さは無いのですが、見る人が見ると相当手が入っている感じに仕上げています。そして、ボディは極力シンプルに。シンプルになったことさえ気が付かないくらいシンプルにして、足回りはちょっとヤンチャな感じにしていきたいところです。

オートマもクラシックもベスパが好きなので、どちらも所有して手を入れたりしながら遊びつつ、もっと、ベスパという乗り物で色々な楽しみ方を楽しめたらなと思います。ボクは、どちらかと言うと、ソロのツアラーが性に合っていますが、レースであったり、レストアであったり、エクストリームであったり、オフロードであったり、コレクションであったり、機会があれば体験してそれぞれの面白さを体感してみたいですね。

ベスパって、デザインや走り、メカニカルなところ以外でも面白さや魅力って満載な乗り物ですね♪。